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中林梧竹の書と画

H17/4/20(水)~5/29(日)

中林梧竹(1827~1913)は幕末から明治の激動する時代に生きた書家です。佐賀県の小城町に生まれた梧竹は、幼い頃より書に長じ、江戸に出て漢学、書道を学びます。道の追求は尽きることなく、56歳のときには長崎の清国領事館理事官の余元眉とともに書の本源を学ぶため中国へ渡ります。北京で潘存より書法の奥義を受け、晩年には東洋の象徴的芸術の極致に達したといわれる梧竹は、筆にもこだわり、筆匠に好みの筆を作らせています。このような梧竹芸術を筆の産地、熊野町にある当館で紹介するとともに、当館収蔵品の一六、鳴鶴の書作品も展示、近代書胎動期の時代を探ります。

■主催 : 財団法人筆の里振興事業団
■後援 : 広島県 小城市 小城市教育委員会 熊野町 熊野町教育委員会
■協力 : 小城市立中林梧竹記念館