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筆まつり大作席書展

H18/9/5(火)~9/13(水)

今年9月23日(秋分の日)に72回目を迎える歴史ある「筆まつり」。熊野町で筆まつりが始まったのは昭和10年、江戸時代の終わり頃に始まった熊野での筆づくりもすっかり地域に根付いた頃のことです。熊野町商工会設立10周年にあたり、日本三筆の一人、嵯峨天皇をしのび、あわせて熊野町製筆の元祖とされる井上治平、音丸常太の功労を感謝し、さらに毛筆業者の毛筆製造に対する精進を祈念する意を込めて、この筆まつりは始まりました。

筆まつりのメインイベントとも言える大作席書(大きな書を即興で書く)を行うようになったのは平成5年です。記念すべき第1回目の揮毫は、故 金子卓義氏。自作の「心の風に筆が舞う」という言葉を4.5m×5.4mもの大きな紙面に書かれたときの、躍動感溢れる筆さばきは現在でも語り継がれています。以後毎年、著名な書家が訪れ、揮毫する大作席書の各作品は、記念石碑となり筆の里工房周辺に建立されています。

今回、この大作席書の作品草稿を一同に展示するとともに、筆まつりの歴史、見どころを紹介します。

■主催 : 財団法人筆の里振興事業団
■協力 : 筆まつり実行委員会