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収蔵品セレクション 武永槇雄~茅葺き民家のある風景

H24/2/29(水)~3/7(水)

武永槇雄〈1913(大正2)~1997(平成9)〉は、広島市安佐北区大林出身の油彩画家。映画館に勤務する傍ら、独学で油彩画を学び、晩年には日展審査員も務めるほどでした。
仏画と民家を描いたことで知られており、若い頃、仏像の美しさに心を奪われ、仏画を描くようになっていましたが、1945年に被爆したことから、さらにその思いが強まりました。
同時に日本の田園風景、とりわけ、広島県下にある茅葺き屋根の民家を精力的に描き続け、熊野の民家も多く描いています。仏画と民家――槙雄の作品からは、温かい家族団欒の平和なひととき、何気ない日々の生活の大切さがしみじみと伝わってきます。

本展では、当館収蔵品にある武永槇雄の民家シリーズを中心に18点を紹介します。

■主催 : 財団法人筆の里振興事業団