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植村和堂展

H18/5/30(火)~6/11(日)

東京都日本橋で生まれた植村和堂(うえむら わどう)<1906(明治36)~2002(平成14)>は、80年余りに渡って書の道を追求した書家です。

幼い頃から病気がちで、また関東大震災や二つの世界大戦を経験するなど、志した道を貫くには恵まれた環境とは言えない中、書に対する情熱は失われることがありませんでした。その情熱は古筆、古写経などの書、文房具、関連書籍の収集にも及び、常に本物を見、身近に接することで晩年に至るまで自己研鑽を重ね続けました。「書は生涯をかけてもやり尽くせない」と真摯に取り組み、生み出された作品は、高雅で落ち着いた風格を醸し出しています。

筆の里工房には、晩年の1995(平成7)~2001(平成13)年の間、春秋計14回「植村和堂写経教室」指導のため来訪、滞在。熊野への来訪を「第二のふるさとへの帰省」と楽しみしていました。今回、植村和堂生誕100周年を記念して開催します。

■主催 : 財団法人筆の里振興事業団
■後援 : 毎日新聞社 NHK学園 清和書道会