やなせたかしワールド～みんな大好きアンパンマン

アンパンマンなどの漫画だけでなく多方面で活躍、多くの功績を残し、昨年94歳で逝去したやなせたかし（1919-2013）。やなせが生み出したアンパンマンの物語は、個性豊かなキャラクターと、心温まるストーリーにより、子どもから大人まで多くの人々に親しまれています。時代を超えて子どもたちに支持され続けるアンパンマンの魅力と、やなせが作品に込めた「生きる」ことの尊さ、勇気や希望を持つ大切さなどのメッセージを、水彩画、絵本原画、アニメーション、詩とメルヘン、書などの作品を通じて改めて紹介し、やなせの60年にわたる画業を振り返ります。

正義に勝ち負けなんて関係ない
困っている人のために 愛と勇気 をふるって ただ手をさしのべる ということだけなのだ。

プロフィール

やなせたかし（柳瀬　嵩）

1919

高知県香北町生まれ。

　　

東京高等工芸学校図案科（現千葉大）卒業。

1947

三越百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務。

1953

退社。漫画家として活動を始める。

1973

「アンパンマン」の最初の絵本を刊行。

　

月刊「詩とメルヘン」を創刊し、責任編集。

1988

「アンパンマン」の絵本の人気が高まりアニメ化。

　　

出版点数200点以上、総発行部数2000万部以上。