H18/12/13(水)~2/4(日)
1945(昭和20)年、疎開先の長野県小布施町に生まれた中島千波は、テーマ性のある人物画、花鳥画などに才能を発揮し、日本画革新の旗手ともいわれる日本画家です。還暦を迎えた現在、円熟した表現力をベースに湧き出るモダンな感覚を取り込んだ作品は、今もなお日本画壇に新風を吹き込んでいます。
3年をかけて成田山新勝寺東京別院の縦8m×横15mにも及ぶ格天井画「大日如来蓮池図」に取り組んだ精力的な活動の一方で、全国各地を訪ね歩き、古来より日本人が愛してきた桜を描き続けています。このような日本の美を追求してやまない彼の華やかで清新な作品に、多くの人々が共感し魅了されることでしょう。
今回、中島千波の故郷にある、おぶせミュージアム・中島千波館の協力を得て本展を開催、近作とともに今までの制作活動の軌跡、愛用している筆を紹介します。
■主催 : 財団法人筆の里振興事業団 中国新聞社 中国放送
■協力 : おぶせミュージアム・中島千波館