H19/5/16(水)~6/27(水)
実篤の初期から晩年に至る約80点の書画作品を紹介
武者小路実篤(明治18~昭和51)は、小説『お目出たき人』『友情』『愛と死』『真理先生』、戯曲『その妹』『ある青年の夢』のほか多くの人生論を著したことで知られ、一貫して人生の賛美、人間愛を語り続けた文学者です。25歳のときに志賀直哉らと共に文芸雑誌『白樺』を創刊しますが、ここでもいち早く西洋美術を紹介し、日本での美術館建設を提案するなど、美術に深く関心を寄せています。
実篤自身も40歳の頃から絵を描きはじめ、晩年まで毎日のように画筆をとり、講演会の控室でも絵画制作に余念が無かったといいます。残した書画作品は20,000点にものぼり、独特の画風で人々に親しまれてきました。
本展では、生涯を通じて文学はもとより、美術、演劇、思想と幅広い分野で活躍した実篤の初期から晩年に至る約80点の作品~淡彩画、油彩画、書のほか、直筆原稿、白樺派同人達との交友を示す書簡、愛用した筆なども合わせて紹介します。
■主催 : 財団法人筆の里振興事業団 中国新聞社 中国放送
■後援 : 広島県 広島県教育委員会 広島市教育委員会 呉市教育委員会 東広島市教育委員会 府中町教育委員会 海田町教育委員会 坂町教育委員会 熊野町 熊野町教育委員会
■協力 : 調布市武者小路実篤記念館 新しき村美術館 広島電鉄株式会社