トップ  > 企画展 > 筆の博覧会展

筆の博覧会展

H23/8/4(木)~9/11(日)

兵庫県の書家、公森仁が、文房四宝を二十数年に渡って収集して完成させたのが「三清書屋コレクション」です。このうち、筆については特に充実しており、当館所蔵の「木村陽山コレクション」を除けば、これ以上の質と量を誇るコレクションは日本はおろか中国にも存在していません。

本展では、三〇〇本を超える三清書屋コレクションの筆の中から、象牙や堆朱、玉などによる装飾筆のほか、制作した筆匠の銘や愛用した文人の名が刻まれる歴史的な意義の大きい筆を紹介します。今回、一堂に公開されることは初めてとなる三清書屋コレクションの名品が織りなす多種多様な筆の展示は、まるで博覧会のようなにぎやかさ。書画を根底から支える重要な道具である筆に、先人たちが注いだ想いが直に感じられる特筆すべき機会です。

■主催 : 財団法人筆の里振興事業団 中国新聞社
■協力 : 広島電鉄株式会社 呉信用金庫 広島県信用組合 熊野筆事業協同組合