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よみがえる王朝のみやび~親美と和堂、平安の美に魅せられた生涯

H24/9/23(日)~11/4(日)

模写事業の全貌とよみがえった平安朝のみやびを紹介

写経研究の第一人者であった植村和堂は、最晩年の7年間、毎年春秋に筆の里工房で開催する写経教室で、延べ500名を越える受講生を指導した、熊野に所縁の深い書家です。この和堂が師事したのが、田中親美です。親美は『源氏物語絵巻』など平安朝美術の模写、鑑識、普及に努めた日本美術研究家で、なかでも最も高く評価されているのは、質量ともに随一の『平家納経』全33巻の模写です。5年8ヶ月の歳月を費やし、全身全霊を傾け、平安朝の美の蘇生を見事に成し遂げています。 本展では、この平家納経の模本全巻や模写道具、縁の作品などを通じて、後世に継承されるべき模写事業の全貌とよみがえった平安朝のみやびを紹介します。
(一部作品は、前期後期で展示換えします)

■主催 :熊野町 財団法人筆の里振興事業団 中国新聞社
■特別協力 : 東京国立博物館
■後援 : 文化庁 広島県 NHK広島放送局
■協力 : 清和書道会 広島電鉄株式会社 呉信用金庫 広島県信用組合
■助成 : 財団法人自治総合センター