H25/11/15(金)〜12/23(月・祝)
日本を代表するアニメーションの背景画家・美術監督として、草創期から現在まで数々の名作に携わってきた山本二三。CGアニメが増える現代でも、アニメーションの制作現場では、準備段階のスケッチや、イメージボード、背景画で筆は欠かせないものといえます。
本展では、アニメーション用の背景画を中心に、「 天空の城ラピュタ 」「 もののけ姫 」「 時をかける少女 」などに代表される作品群から約190点を一堂に展示します。筆が生み出したこれらの名作アニメ背景画の世界を心ゆくまでご鑑賞ください。
1953年、長崎・五島列島出身。建築と絵画を学び、アニメーションの背景画に携わるようになる。78年、「未来少年コナン」にて弱冠24歳で美術監督に抜擢され、以降、「天空の城ラピュタ」(1986年)、「火垂るの墓」(1988年)、「もののけ姫」(1997年)、「時をかける少女」(2006年)などの美術監督を務め、国内外で高い評価を得る。現在は奇跡の一本松をモチーフとした映画「希望の木」の準備を進めている。また、郷里の五島を描くライフワーク「五島百景」にも挑戦しながら、美術スタジオ絵映舎の代表として、背景画家・美術監督として活躍中。