トップ  > 企画展 > この男がジブリを支えた 近藤喜文展

「僕が出会った何百人ものアニメーターの中でも、
 屈指といっていい感じの仕事をする、腕の良いアニメーターでした」 
宮崎 駿

「感じの出る絵、感じを出す動き、それを描き出せる人、
それがぼくにとっての近ちゃんでした。」  
高畑 勲
(近藤喜文氏の告別式での弔辞より抜粋)

近藤喜文(こんどう よしふみ 1950-98)

新潟県五泉市に生まれ育った日本屈指のアニメーター。
スタジオジブリの高畑勲・宮崎駿両監督から厚く信頼を寄せられていた。唯一の長編監督作品『耳をすませば』(1995)で大成功を収めるが、その後しばらくして急逝した。

主な関連作品

「未来少年コナン」1978年/「赤毛のアン」1979年/「名探偵ホームズ」1982年/
「リトル/ニモ」(パイロットフィルム)1984年/「火垂るの墓」1988年/
「魔女の宅急便」1989年/「おもひでぽろぽろ」1991年/「紅の豚」1992年/
「耳をすませば」1995年/「もののけ姫」1997年

本展では、スタジオジブリの全面的な協力のもと、
近藤喜文が描いたキャラクター・デザインやアニメーション原画、
イメージボード、スケッチなど多数展示します。
清潔な人柄と温かな眼差しから生まれた近藤喜文の世界をお楽しみください。

「耳をすませば」背景画およびセル画 1995年  ©1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH 「赤毛のアン」LDボックス用イラスト  1992年  ©NIPPON ANIMATION CO.,LTD.
「名探偵ホームズ」イメージボード 1981年  ©RAI・TMS 「魔女の宅急便」イメージボード 1989年  ©1989 角野栄子・Studio Ghibli・N
関連イベント
筆の里PAL交流会
5月27日(金)18:00〜20:00
音楽会やアンデルセンの食事を楽しみながら交流を深めます。

☆音楽会
ジブリ作品の代表曲を姉妹Duo Mebius(メビウス)が歌います。
☆立食パーティー(料理:アンデルセン)
☆お楽しみ抽選会
☆ゲストにジブリのイベントプロデューサーの田中千義さんが来られます。
場 所/筆の里工房
参加費/PAL会員2,000円(ジュニア会員1,000円)
    一般  3,000円(小中高1,500円)

*お電話(082-855-3010)にて申込受付中です。(要申込)
ギャラリートーク
5月28日(土)①11:00〜 ②13:00〜(各40分)
「火垂るの墓」、「耳をすませば」など数多くのジブリ作品で制作を務めたスタジオジブリプロデューサーによるギャラリートーク。
ここでしか聞けない近藤喜文監督との制作秘話を交え、展示作品を解説します。
講 師/田中千義(スタジオジブリイベント事業室プロデューサー)
参加費/無料(要入館料)
映画「耳をすませば」特別上映会
6月4日(土) 18日(土) 7月2日(土)
各日13:00~15:00(12:30開場)
近藤喜文が初めて長編アニメーション監督をした映画「耳をすませば」を筆の里工房の200インチの大スクリーンで上映します。
当日先着100名
参加費/無料(要入館料)
カオナシがやってくる!
7月23日(土) 24日(日)
「千と千尋の神隠し」に登場するカオナシが筆の里工房にやってくる!
時間はカオナシの気分次第。出会えたら記念写真を撮ろう。
カオナシ
アーティストトーク
アニメーター安藤雅司が語る「近藤喜文の仕事」
8/11(木・祝)13:00〜14:00
スタジオジブリで苦楽を共にし、近藤喜文を師と仰ぐ安藤雅司が近藤喜文との思い出や制作秘話、アニメーションに対する姿勢や特徴などスライドを交えながら紹介します。
講 師/安藤雅司(アニメーター)
定 員/100名(要申込)
参加費/無料(要入館料)
■安藤雅司プロフィール
1969年生まれ、広島県出身。
1990年、研修生の二期生としてスタジオジブリ入社。
宮崎駿監督作品『もののけ姫』(97年)、『千と千尋の神隠し』(01年)で作画監督を務める。
2003年、フリーになって以降もジブリ作品に参加するほか、今敏監督作品などで才能を発揮。
『思い出のマーニー』(14年)で14年ぶりにジブリ作品の作画監督を務め、同作品では脚本も担当している。
キャラクターデザイン・作画監督を務めた作品に、『パプリカ』(06年)、『ももへの手紙』(12年)、原画参加作品に、『イノセンス』(04年)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(12年)などがある。
今夏8/26(金)に公開を控えている新海誠監督作品『君の名は。』では作画監督を務める。
参加してオリジナルグッズをもらおう!ジブリクイズ
会期中開催
近藤喜文展を観ながらクイズに参加しよう。オリジナルグッズをプレゼントします。
参加費/無料(要入館料)
対 象/中学生以下
開催概要
会 場
筆の里工房
〒731-4293 広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
TEL:082-855-3010   FAX:082-855-3011
入館料
大人1000円(900円)/小中高生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金 幼児、PAL会員、熊野町在住の小中学生及び熊野町内の小中学校に通学する児童・生徒は無料
開館時間
午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(祝日の場合翌日)
主 催
一般財団法人筆の里振興事業団 中国新聞社
後 援
広島テレビ
企画制作協力
スタジオジブリ・三鷹の森ジブリ美術館
協 力
広島電鉄株式会社 呉信用金庫 広島県信用組合 もみじ銀行
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