本展覧会は、設立以来54年の長きにわたり地域文化の振興と文化財の保存に努めてきた呉美術同好会の所蔵作品によるコレクション展です。
美を愉しむをテーマに江戸時代の茶人と文人が愛した茶道具・花器・掛軸などの道具類、約90点を一同に会し、
その「美」に触れることができます。
江戸時代の茶人や文人たちが愛した陶磁器類の中から、古信楽壺(鎌倉時代)、古備前直線紋壺(鎌倉時代)、古常滑壺(鎌倉時代)などを紹介します。
徳川家や毛利家など大名が愛した道具類の中から黒楽茶碗(江戸時代)、大名火鉢(江戸時代)、野点重箱(江戸時代)などを紹介します。
広島が生んだ美の中から姫谷焼色絵紅葉図皿(広島県指定重要文化財)、高盛絵盆(金城一国斉)などを紹介します。
呉美術同好会の会員が長年かけて蒐集してきた作品の中から古萩茶碗(江戸時代)、古端渓硯(明時代)などを紹介します。