トップ  > 企画展 > 広島市立大学・筆の里工房25周年記念連携展「作家と筆-描き継ぐ広島の未来」

25年の軌跡

広島市立大学と筆の里工房は、2019年、設立25周年を迎えました。ともに地域貢献を主軸に活動してきた両者は、アーティストを育成する機関とそれを支える道具の産地という、切り離せない関わりがあります。

芸術作品は、伝統の継承と独創的な発想、さらに地域文化との関わりから生み出されています。そのなかで、筆は作家の手となり、心象を描き出す道具であり、また、先人の残した筆跡から表現の知識や技量を習得させてくれるよきパートナーです。
本展では、広島市立大学芸術資料館が収蔵する作品から、後進指導に尽力した教授陣の作品や、古典作品の模写や被爆者の肖像画の制作など、芸術学部が取り組んできたプロジェクトを紹介します。

広島市立大学 1994年4月設立

「科学と芸術を軸に世界平和と地域に貢献する国際的な大学」を基本理念とする。国際学部、情報科学部、芸術学部という特徴的な学部構成で、各分野で研究成果を重ねるとともに、市政課題解決への協力や地域に貢献する人材の育成など、独自の取り組みを続けている。

筆の里工房 1994年9月開館

180年の歴史を有する筆づくりの町という地域の特色を生かし、地域文化の創生を図ることを目的に設立された。筆づくりや筆の歴史、筆から生まれた芸術作品の展示、鑑賞・創作などの教育普及活動を通して、筆の魅力を伝えることで、地域振興のために活動している。

野田弘志「THE-9」 海老洋「中庭」 光の肖像 廣戸絵美「肖像No.73」 三原捷宏「潮音」第36回日展(2004) 東洋画模写 鈴木麻友「高松塚古墳壁画東壁 女子群像」
つなげる つながる 
くまののみらい

幼稚園・保育園対象のワークショップを
大学と博物館が連携して実施。
子どもたちが制作した作品を、展覧会会期中、
筆の里工房で展示します。

出張キャンパス

広島市立大学芸術学部で教鞭をとっている教授らが、筆の里工房でワークショップを行います。
詳細は、以下の関連イベントをご覧ください。
※参加費は、すべて材料費込み。別途入館料が必要です。

関連イベント
【開催中止】日本画で植物を描く
3月7日(土)13:30~15:30
麻紙ボードに日本画で植物を描きます。
植物デッサンをして、画材の説明、扱い方などを教えてもらいながら、日本画の画材を使って描いていきます。
初めての方にもおすすめの講座です。
講 師/荒木 亨子(広島市立大学准教授)
参加費/2,000円
定 員/15名(要申込)
【開催中止】油絵ワークショップ
3月14日(土)13:30~16:30
講 師/森永 昌司(広島市立大学教授)
参加費/2,000円
定 員/20名(要申込)
【開催中止】漆芸―蒔絵に挑戦―
4月5日(日)14:00~16:00
蒔絵(まきえ)は、漆工芸技法の一つで、漆で絵や文様を描き、その上から金や銀の粉をまきます。
ワークショップでは、12cm四方の黒い漆の板に、漆と純金を使用して蒔絵を施します。

【注意事項】
天然の日本産漆を使用します。ワークショップ中は手袋を着用するなど、十分に注意して行いますが、
人によりかぶれる可能性がありますので、肌の弱い方はご遠慮ください。
講 師/大塚 智嗣(広島市立大学教授、漆造形作家)
参加費/5,000円
定 員/15名(要申込)

【開催中止】

25周年クロージング+
新年度スタート企画!

今福座太鼓公演

今福座太鼓
4月4日(土)
13:30~14:00
定 員/80名(申込不要)
参加費/無料(要入館料)
今福座(いまふくざ)

今福優・末長愛・堂本英里の3名によるユニット。
太鼓・神楽・唄・篠笛・踊りなど、様々な表現で舞台を彩る。

今福優(いまふく ゆう)

島根県益田市匹見町を拠点に活動。24歳から4年間、田耕氏率いる和太鼓グループ『鬼太鼓座』で活動。
近年は、ソロの打ち手として海外遠征も行うほか、和太鼓を通じた子供の育成や学校公演にも取り組んでいる。

開催概要
会 場
筆の里工房
〒731-4293 広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
TEL:082-855-3010   FAX:082-855-3011
入館料
【特別料金】大人300(240)円 小中高生 未就学児無料
( )内は20名以上の団体料金
開館時間
午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
毎週月曜日(祝日の場合翌日)
主 催
一般財団法人筆の里振興事業団 中国新聞社
共 催
熊野町 熊野町教育委員会
後 援
広島市 広島市教育委員会
協 力
広島電鉄株式会社 上田流和風堂 呉信用金庫 広島県信用組合 もみじ銀行 広島銀行
一般社団法人クニヨシパートナーズ
特別協力
広島市立大学