国宝6点 重要文化財15点
藤原鎌足以来の歴史と伝統を誇る近衞家は、平安時代中期に摂政関白の重職を担う五摂家筆頭として栄華を極めました。歴代当主は宮中での官職の最高位に就いて、朝廷の儀式を執り行い、それらの歴史を伝える約20万点もの重要な書物や宝物が、今も陽明文庫で保存継承されています。
本展では、日本の宝と言うべき陽明文庫に伝わる名宝を筆の里・熊野町で公開します。国宝や重要文化財のほか、江戸時代中期の近衞家21代当主で、当代随一の文化人でもあった近衞家(1667~1736)の書画や、家が取り合わせた大胆且つ風雅な表具、茶会で使用した千利休の茶杓などの道具や掛け軸ほか、 筆の関わる文化に親しんだ雅な公家文化の一端を紹介します。
[国宝] | 後鳥羽天皇筆熊野懐紙、寂蓮筆熊野懐紙 |
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[重要文化財] | 源氏物語、太刀 銘長光、二条切 |
[重要美術品] | 高野切第二種、日野切、本阿弥切、 近衞信伊筆和歌六義屏風、 近衞家遺愛茶の湯道具 |
ほか |
展覧会の見どころを紹介しています。
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熊野を愛した加藤五亭とその門人展