トップ  > 企画展 > fuinifuku KAZE ― 心をゆさぶる駒井光明コレクション ―

※5月5日(日・祝)のわいわいデーは、展示室内が騒がしくなりますのでご了承ください。

※5月28日(火)〜31日(金)は展示替えのため、展覧会は鑑賞できません。

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駒井光明コレクションのみどころ

書を愛する気持ちがコレクションになった

駒井光明コレクションは、埼玉県在住の元高校書道教諭で書家の駒井光明氏(1956- )による書のコレクションです。戦後、書の世界では、それまでにない新しい表現を目指した作家たちが斬新な作品を次々と生み出しました。そうした作家の姿や作品に魅了された駒井氏は、自身の美意識に基づき、ジャンルや作風にとらわれない国内でも珍しいコレクションを作り上げました。そのうち約280点がこのたび筆の里工房に寄贈されました。

コレクションの主要な作家(50音順)

  • 青山杉雨
  • 上田桑鳩
  • 宇野雪村
  • 大澤竹胎
  • 金子鷗亭
  • 上條信山
  • 川村驥山
  • 木村知石
  • 熊谷恒子
  • 小坂奇石
  • 篠田桃紅
  • 鈴木翠軒
  • 田村空谷
  • 津金隺仙
  • 手島右卿
  • 殿村藍田
  • 西川寧
  • 宮本竹逕
  • 村上三島
  • 山崎大抱
  • など

など

ふいに吹く風のように

駒井氏は、書の美しさは、明け方に見える金星やふいに吹く風にしみじみと心が揺さぶられることに似ているととらえています。
ふと目にとまったり、ハッとしたり、思いをはせたり…コレクションをみればあなたにも作品との印象的な「出会い」があるでしょう。

KOMAI Mitsuaki Collection
《KAZE 風》駒井光明

あこがれのふたり

駒井氏が作品を集めるなかで大切にしている作家がいます。一人は、大学2年生の時に師事した書家・宇野うの雪村 せっそん です。もう一人は、同じく宇野雪村に学んだ兄弟子の田村たむら 空谷 くうこく です。 コレクションを語るうえで欠かせない二人の作品は、駒井氏の思い出を知ることで深く味わうことができます。

《絵・文字空想 色彩一期一会》田村空谷
《BŌ 忘》宇野雪村 《MŌ 妄》宇野雪村

How to “SYO” はじめて書をみる人に

文字や言葉の意味がわからなくても、なんだか心がひかれる作品があります。ビビッとくる作品を見つけたり、色、音、からだ、五感を使ったりして書を楽しんでみませんか?

まずは、
ビビッと?!

かわいい、かっこいい 家にかざってみたい!どんな人が書いたんだろう?なんだかわからないけどわいてきた「すごい!」「いいな!」を見つけてみましょう。

《万葉集》大澤竹胎書 棟方志功添画 《万葉集》大澤竹胎書 棟方志功添画

黒と白だけじゃない?!

墨といえば黒?紙といえば白?墨の色は、すり方や材料で変わります。また、墨以外で書いたカラフルな字もあります。紙も色とりどり、金箔に書いたものもあります!

《書簡》部分 田村空谷 宮本竹逕《新古今和歌集》 《霊》山崎大抱
《書簡》部分 田村空谷 宮本竹逕《新古今和歌集》 《霊》山崎大抱

音をみる?!

筆で書かれた線から音が聞こえるとしたら?一本一本の線や作品全体をみながら、耳をすましてどんな音がするか想像してみましょう。

《太上隠者 答人》上田桑鳩 《太上隠者 答人》上田桑鳩

からだでみる?!
作品になってみよう

文字は、手や足と同じように、のばしたり、ちぢめたりすることができます。体を動かして作品になりきってみましょう!文字の形や表現の工夫など、新しい発見があるかも。

《玄》宇野雪村 《玄》宇野雪村

EVENT

ゴールデンウィークは、
みて、作って、はじめての体験!

ミニ講演会
「駒井光明コレクションについて」

4月27日(土)14:00〜15:00
駒井光明コレクションを紹介するとともに、コレクター本人が気に入っているイチオシ作品やその見どころ、楽しみ方をお話しします。ギャラリートークも行います。
トーク 駒井光明
(作品寄贈者/リモート参加)
名児耶明
(筆の里工房副館長)
参加費 無料(要入館料)
定員 30名(要申込)
お申し込みはこちら

コーヒー染め×鑑賞

5月3日(金・祝)13:00〜16:00
受付を終了しました。

対話型鑑賞で展覧会をみたあと、コーヒー染めに挑戦します。
講 師 片島蘭(染織家、ファシリテーター)
参加費 3,000円(材料費込・要入館料)
定員 15名(要申込)

ふでりんお誕生日さつえい会

5月4日(土・祝)
①11:00〜 ②14:00〜(各回15分程度)
熊野町観光大使ふでりんの誕生日をみんなでお祝いしよう!ふでりんからお礼のプレゼントもあります。(先着50名)

※一緒に写真を撮りたい方はカメラなどを持参してください。
参加費 無料

わいわいデー

5月5日(日・祝)
周りの目を気にせず、おしゃべりしながら作品を楽しむ1日です。小さなお子さんや赤ちゃんと一緒に作品鑑賞したい方、たくさんおしゃべりしたい方におすすめ。
参加費 無料(要入館料、中学生以下は入館無料)

お宝カードはどの作品?
展示室で探そう!

5月5日(日・祝)14:00〜14:30
大人も子どもも集まれ! 探検型ギャラリートーク
展示室でカードをたよりにみんなで作品をみていきます。
講 師 学芸員
参加費 無料
(要入館料、中学生以下は入館無料)

SDGsワークショップ

5月6日(月・休)
受付時間 ①10:00〜11:30 ②13:00〜15:00(所要時間30分)
これまでの展覧会で看板や告知のために掲示した大型の表示物(ターポリン生地)を再利用して小物を作ります。バッグの柄は、自分で描いたり、表示物の柄を利用したりできますよ。
(申込不要、先着60名)
参加費 1,000円(要入館料)
講 師 hand_dreammaker
(アクセサリー作家)
松本知加
(Alegre Taller 店主)

ギャラリートーク

5月11日(土)、25(土)、6月15日(土)、29日(土)13:30〜(30分程度)
「わからない」から「楽しい」への第一歩に。学芸員がコレクターの視点を紹介しながら、作品を楽しむポイントをお話しします。
講 師 学芸員
参加費 無料(要入館料)
開催概要
会 場
筆の里工房
〒731-4293 広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
TEL:082-855-3010   FAX:082-855-3011
入館料

大人800(600)円 小中高生250(200)円 未就学児無料
( )内は20名以上の団体料金 5月5日(日・こどもの日)は
小中学生 入館無料

開館時間
午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

※5月5日(日・祝)のわいわいデーは、展示室内が騒がしくなりますのでご了承ください。

※5月28日(火)〜31日(金)は展示替えのため、展覧会は鑑賞できません。

休館日
毎週月曜日(祝日の場合は、翌日)
主 催
一般財団法人筆の里振興事業団 中国新聞社
共 催
熊野町 熊野町教育委員会
協 力
広島電鉄株式会社 呉信用金庫 広島県信用組合
もみじ銀行 広島銀行