第2部(化粧筆)
化粧筆が織りなす文化
熊野町は、古くから書と画の筆の産地として知られていたが、近年は化粧筆の産地として世界的に有名になっている。海外のメイクアップアーティストから注文を受け、・・・
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化粧筆が織りなす文化
熊野町は、古くから書と画の筆の産地として知られていたが、近年は化粧筆の産地として世界的に有名になっている。海外のメイクアップアーティストから注文を受け、・・・
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伝統化粧と筆 ― 江戸時代以前 ― (津田紀代)
日本で化粧筆が使用され始めた時期ははっきりしない。絵画資料では、鎌倉時代の「伊勢新名所絵歌合」が、上流階級の女性が眉筆のよう・・・
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熊野での化粧筆づくりの歴史 (竹森鉄舟)
熊野で化粧筆の生産が始まったのは大正時代である。熊野の若者が、当時化粧筆を生産していた大阪の八尾に行き、技術を習得して帰ったのが契機・・・
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よい筆を用いても、使いこなす技術が必要である。そこで、化粧筆を用いた、つやの出るメイクを実演してもらう。
化粧筆の用途とサイズ (大高博幸)
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筆草(ふでくさ)
筆草は、正しくはコウボウムギといい、浜辺に群生する植物である。筆として使用されたためにこの名があるが、現在では用いられない。
産地・・・
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植物筆と水墨画の表現(村田隆志)
植物筆の特徴は、穂首の硬さと長さである。動物の毛が、柔らかく、長さが限られるのに対して、植物の繊維は硬く、長さを自由に作ることができる。
・・・
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水墨画の線と筆(島尾新)
線と筆の関係
水墨画の線と筆は、安易に対応するわけではない。水墨画は、単純だが多彩な表現が可能であり、それは筆・墨・硯・紙・・・
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植物筆はなぜ使用されたか
書以外で筆を使用するものとして、まず思い浮かぶのが水墨画である。同じ絵画である日本画も筆を使用するが、筆の表現力においては、墨と筆で作られる水墨画が・・・
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画筆の現在・未来(島尾新)
現在、筆の種類は少なくなっている。しかし、筆と絵画表現の関係は密接である。筆に応じた独自の表現が生まれ、水墨画の表現の幅が広がる。
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●土橋靖子
巻筆がやや書きにくいと感じたのは、毛と毛同士の間に空気が入るからではないか。すなわち、巻筆でない筆では、墨がのりの役目を果たし、空気を入れず、毛がよくまとまるので・・・
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